Jamstackでのウェブサイト制作:概念、具体例、似た用語、そしてその応用

June 06, 2023

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Jamstackとは何か

JamstackはJavaScript、APIs、Markupの頭文字を取ったもので、静的サイトジェネレータを使用して事前にビルドされ、CDN(Content Delivery Network)から直接配信されるウェブサイトのアーキテクチャです。このアプローチは、伝統的なサーバーサイドのレンダリングやクライアントサイドのレンダリングとは対照的であり、パフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティの利点があります。

Jamstackの具体的な使用例

具体的な使用例としては、GatsbyやNext.jsなどの静的サイトジェネレータを使用してビルドされたブログやウェブサイトがあります。これらのサイトは、MarkdownやCMS(Content Management System)からのデータを利用してビルドされ、その後CDNから配信されます。

また、E-commerceサイトもJamstackを用いて作成されることが増えています。商品情報をCMSで管理し、そのデータをAPI経由で取得し、静的サイトジェネレータでビルドする。このようなプロセスにより、速度とセキュリティの強化を実現しています。

Jamstackと似た用語

Jamstackと似た概念としては、SSG(Static Site Generator)やSPA(Single Page Application)などがあります。これらもウェブサイトの生成方法を表していますが、Jamstackはそれらの技術を組み合わせたアーキテクチャを表しています。

Jamstackの応用

Jamstackのアーキテクチャは、様々なウェブアプリケーションに応用することが可能です。例えば、リアルタイムのデータを扱うダッシュボードや、ユーザー認証を必要とするサービスなどでも、APIを利用することでJamstackのアーキテクチャを適用することが可能です。

まとめ

Jamstackは静的サイトジェネレータを使用して事前にビルドされ、CDNから直接配信されるウェブサイトのアーキテクチャです。その特徴として、パフォーマンスの向上、スケーラビリティ、セキュリティの強化が挙げられます。また、静的サイトだけでなく、ダイナミックなウェブアプリケーションにも応用可能であるため、その利用範囲は広がりを見せています。


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Written by Mittsu
ベンチャー企業のしがないエンジニア。趣味はサッカーとTCG.

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